売れに売れている育児本 「子育てハッピーアドバイス」 読んでみました。
小さいうちは、甘えさせる(甘やかす、ではなく)ことで、信頼できる人間関係や、自尊心の基礎をしっかり築く、叱って良い子どものタイプと叱り方に注意を要する子どものタイプがある等々、新聞の広告に書いてあることと同内容でした(あたりまえや!)
ほかの育児本と違うな〜という点は、「母親のサポート」にページが割かれていること。(父親としてすべきこと、してはいけないこと、など、読んでいてうれしくなります)
もっとも意表をつくのは、母親が「他人との間に境界線を引く」という章です。 心理学・カウンセリングの本では言われることはあっても、育児本で、母親のために書かれているのを目にしたのは初めてでした。
「境界線」とは、心理的境界線、防御壁のようなもの。とかく、子どもや子育てについて、他人(親族も含め)からいろいろ口をだされると、母親が動揺してしまい、子どもへの対応がかえって悪くなったりする(私もずっとそうでした)。 そういうとき、適度な「境界線」があると、「私はこういう方針で子育てしているのだから、これでいいのだ」と、自分(と子ども)を守ることができる・・・(本ではもっとうまく、マンガで説明してあります。)
ただし、境界線が堅すぎて、分厚い壁を作って、閉じこもってしまうのも、NGと書いてありました。
最後は「子が宝なら、親も宝」という章で締めくくられ、母親が自分を大事にし、周りも母親を大切にしよう、みたいな温かいトーンです。若いお母さん、ちょっと凹んでいるお母さんにはピッタリではないかな〜。
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