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2007/03/17

靴とへその緒

Shoe  先日、アメリカ人女性と話していて(日本語で^^)、「ひきこもり」というのは日本だけの現象だ…という話になりました。

 彼女曰く、「出産のお祝いは、アメリカではベビーシューズ、これは、将来自分の足で歩んで行く自立のシンボル。でも、日本では、へその緒なんでしょ!?正反対だね!」

 これを聞いて、なるほど〜!と思いました。へその緒が代表的なお祝いかどうか知らないけれど(苦笑)、欧米では、へその緒は大事にされないのでしょうか。日本ではたしかに、へその緒は神聖なもの(お守り?)として、木の箱に入れて産院から渡されますからね…。母子の結びつきを重んじることの象徴なんですね。

 またここでも、欧米と日本の文化の違い〜親子関係の違いをみせつけられました。

以前、子供部屋についての記事でも書きましたが、子どもへの「お仕置き」として
欧米では「部屋に閉じ込める」、一方日本では、「家から出す」という違いがありましたよね。

 精神科医の斉藤環氏は、「ひきこもり」救出マニュアル(←かゆい所に手が届く。関係者必読の本!) のなかで、「一人前になる」とは、欧米では「家を出て両親から離れて独立すること」だが、日本では「両親と同居すること」である。日本型自立は同居モデル、親孝行モデルなのではないか、と述べています。これを読んだときも、目から鱗でした。

 このような日本人の心のありようは、「ひきこもり」を生み出す背景のひとつなのかもしれません(個人レベルの話ではなく、集団の文化の問題として)。

 現代の日本社会も、とくに都会では、自立志向(個人主義といってもよいでしょう)。親も子も自立するのがよいと言われます。でも、欧米のように、「自立して独立して一人前」だけの価値観は、日本人にはなじまないようにも思うのです。

 ライフスタイルは「欧米化」されていても、私たち日本人の心の深層には、へその緒に象徴されるような親子の一体感への憧れ、甘え、家への帰属感などが、実はあるのだ、ということを自覚がまず必要なのでは、と思います。

 その上でどう「個」を確立するのか、もっといえば、どう親とつきあい「自立」するのか、という大変な作業に取り組まなければならないのではないか…「へその緒」をきっかけに、そんなことを考えました。

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コメント

こんにちは。先日はブログにコメントを頂き、ありがとうございました。こちらでも面白そうな本が沢山紹介されていますので、是非参考にしたいと思います。今後ともちょくちょく寄らせて頂きます!

riahさん、いらっしゃいませ。見に来てくださり、うれしいです! riahさんのところは、良い本、しかも、表立っては目にしないようなものを続々と紹介してくださっているので、いつも楽しみにチェックしてます〜。こちらこそどうぞよろしくお願いします!

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