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2007/03/06

アルコール問題講演会

 臨床心理士の研修会に参加しました。テーマは、アルコール依存症など、アルコール関連問題の理解と対応について。専門病院の精神科Dr.のお話でした。

 アルコール依存症(日本では、男性の1.9%, 女性の0.1%で、計80万人と推定される)の人で意欲的に治療を受けにくる人はほとんどいませんから、それをまず治療という土台にのせることの大変さ、入院治療の実際、薬の話etc. すさまじい現場の話に引き込まれました。

 Dr.のお話では、全世界的に、タバコの次に、今度はアルコールをなんとかしようという流れがあるそうです。

 言われてみれば、タバコよりも、アルコールのほうが、害が大きいような気がします。アルコールは、60以上もの病気の原因、世界の全死因の3%を占めるそうです(WHOの資料より)。それに加えて、飲酒運転による事故死、家庭内暴力の最大の原因など、人間関係をも破壊します。妊婦や未成年者への影響、経済的損失も大きい。酔っぱらっての痴漢行為やわいせつ行為、その他迷惑行為もタバコの比じゃないですよね。

 日本は、酔っぱらいに寛容な、飲め飲め社会。タバコがこれだけ規制されてきたのですから、今度はアルコールの番、というのも納得できます。日本も変わっていくのでしょうか…。

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コメント

ゴリさん、初めてお邪魔いたします。
タバコよりアルコールのほうが害が大きい、って私も感じたことがありました。身近にも夫や父親のお酒の問題で苦労している人たちがいましたし。社会が変わっても人間の弱さと言うか限界による問題は残るのでしょうが、でもやっぱり「酔っぱらいに寛容な、飲め飲め社会」も変わっていってほしいなあと思います。

お勧めくださっている大河原美以さんの本、読んでみたいです。私は上の子が13歳なのですが、思春期の子供を育てるために有益な本をご存知ですか?もしご推薦の本があったらまた機会のあるとき、教えてくださるとうれしいです。^^

では、またお邪魔します。

アルコールの問題は、それ自身が直接的な病因に認定されていないことでしょう。タバコは発ガン性という直接的病因に認定され目の敵にされているが、アルコールは間接的病因だから規制の対象にするのは非常にむずかしい。是々非々のはっきりしているアメリカでも、禁煙法(Clean Air Act)は成功しているが、禁酒法(Prohibition Law)は失敗に終わっています。

炭酸ガス規制が必要とわかっていても個人レベルではクルマ乗り放題というのと同じで、アルコールも個人レベルでどう対処するかの問題になります。まあ、親としては、子供にふざけてワインの味を覚えさせるようなことは厳禁ですね。

はるかさん、来ていただけてうれしいです♪

 日本でも、妊婦への飲酒規制や、飲酒運転の罰則強化など、少しずつ変わってきているのかなと思います。

 大河原さんの本は、感情の発達(コントロール)についての著書なので、(はるかさんちには関係ないでしょうが)「突然切れる」中学生には参考になるかな。

 思春期といっても現代は個人差が大きいように感じます。どのくらい学童期の発達課題をクリア、あるいは積み残しているか、によって。
 個人的好みですが、河合隼雄の「大人になることの難しさ」は良い本だと思いますよ。
 あとは、精神科医の青木省三さんの本もやわらかくていいかな〜。

shawnさん、
 たしかに、アルコールは特定の病気と結びついてはいませんが、WHOによると、タバコ、高血圧、アルコールによる病気や死亡は、同率(それぞれ4%ぐらい)だそうです。
 アメリカは、アルコールで社会的に迷惑(飲酒運転事故含め)かけると、「アルコール乱用」という診断名が付き、リハビリ施設送りだそうです。ドラッグとか虐待問題もそうですが、アメリカは、リハビリ施設が充実しているところが日本とは全く違うところですね。
 日本も飲食店で「ドライバーにはお酒を出しません」の張り紙が目立つようになりました。

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