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2007年9月

2007/09/29

信田さよ子氏

 いま、東京国際フォーラムで日本心理臨床学会第26回大会が開かれています(4日間)。私は2日目のみ参加してきました。

 熱のこもった5つの発表を聞きましたが、なかでも信田さよ子さん(原宿カウンセリングセンター所長)が司会を務める、アディクションの事例発表が秀逸!行ってよかった~、すごく勉強になりましたし、やる気がわいてきました!

 信田さんについては、本、メディア、ブログ(愛読してます)を通して、存じていましたが、ナマで拝見するのは初めて。期待を裏切らない、いや期待以上の、オーラをもつ、素敵な方でした~。臨床心理業界には異色の、貴重な方といえるかな~。はっきりとしたモノのいい方(臨床心理士への苦言を含め)、「○○療法を研究したい」というのではなく、徹底してクライエントの立場に寄り添う実践から出た数々の知見… 私は好きですね~ 共感できました。

 アディクション(依存症)の人には、根底に、どうしようもない、底知れぬ「さびしさ」がある、とのこと。それは、人格障害の人が抱える「さびしさ」と同じかもしれないと思いました。だから、人格障害というより、人間関係依存と考えるほうがわかりやすく、介入しやすいかも…などと連想。

 信田氏の著書「アディクションアプローチ」も読んでみようと思います!

 さて、最後にサプライズが。

 夕方、別の発表を聞き、部屋を出るときに、10年ぶりで、ある人にばったり会いました! 私の最初の大学のときの友人で、臨床心理士としては先輩のE子さん! 連絡先が分からなくなり、会いたいな~と思っていた人でした… 数千人の人混みのなかで会えるとは!さっそく、メールアドレスを交換し、途中まで一緒に帰りました。うれしかったです~♪

2007/09/27

日経ビジネス アソシエ

070927_1940  気になっていた雑誌「日経ビジネス アソシエ」を初めて買ってみました。アソシエとは、仲間、同僚、仕事仲間を意味するフランス語。この雑誌は、スキルアップ、キャリアアップを目指す若手ビジネスパーソン向けのビジネス情報誌、だそうです。

 心理学以外の何かおもしろい雑誌はないかな~と探して、たどりついたのが、これ(笑)。ファッション誌でも買って勉強しろよーと自分に突っ込みをいれたくなりますが…こっちのほうが、興味あるんだもんねー。

 今号の特集は、「人脈の広げ方・切り方」で、まだ全部読んでいないけれど、いろんな人の実践例が載っていて、おもしろそう。

 特集記事も、連載コラムも充実してる(ようにみえる)し、読むところがたくさんあって、楽しめそうです! 自分の仕事にどう生かすかは別にして…(笑)。

 ただ、思ったのは、雑誌の記事のタイトル、見出しなどは、コピーライティングの勉強(参考)になるな~ということ。言葉の勉強に、また、ブログのレベルアップ(?)に役立つかも知れません(笑)。

 雑誌1冊(590円)で、ウキウキしている自分が可愛いです。月2回発行だそうで、しばらく買ってみようかな。

 さて、明日は心理臨床学会(聞くだけです^^)、あさっては息子の運動会と続きます。楽しみ~!


2007/09/26

すごい焼肉の世界

すごい焼肉の世界すごい焼肉の世界
携帯からの投稿です。

ある人の招待で韓国焼肉を食べに行きました。

なにがすごいって、肉のぶ厚いこと、柔らかいこと!

今まで食べた焼肉って何だったんだろう…

衝撃体験でした。

肉の食べ過ぎで、ビビンバを残してしまったのが悔やまれました。

ご馳走様でした☆

2007/09/25

ホシノ酵母再開!

Hoshino

 夏のあいだ、お休みしていたホシノ酵母でのパン作りでしたが、涼しくなってきたので、再開することにしました。

 ホシノ酵母種(顆粒)1袋50gで、5回分のパンが焼けるのですが、これを3週間で使い切らないといけません。なのでこれからしばらく、毎週末に焼いていきたいです!

 今日は、粉と塩だけの、シンプルなパン。

国産小麦(はるゆたか) 300g
カナダ産全粒粉     100g
岩塩                          小さじ1
水             190cc
ホシノ酵母                 大さじ2

この分量で、2個作りました。

一次発酵 4~5時間?

二次発酵 2時間

焼 200度 30分

 外はパリパリ、中もっちり、ホシノ酵母のやさしく甘い風味… いや~、酵母の力、すごいですね!! 夕食に、豚のトマト煮込みと一緒に、いただきました~

2007/09/24

子どもと遊ぶ

 

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 この3連休は、子どもと、近くの温水プールへ行ったり、公園でボール遊びをしたりして過ごしました。

  娘が、「ドッジボールを買って、練習したい」というので、初めてスポーツ用品店で、ちゃんとしたボールを買ったのでした。ついでに、息子にサッカーボールも(写真)。

 ドッジボールを投げ合ったり、サッカーボールをけり合ったりしているだけでも、楽しく過ごせるものですね。

 とはいえ、娘は2日間は、お友達と遊びに行ってしまいました。そのうち、親に「遊んで~」と言ってくることも、なくなるのかしら…案外、親子で遊ぶ期間というのは、短いものかもしれない…とふと思いました。

 息子はというと、家にいるときは、「ママ、遊ぼう! ママと遊びたいの~!」と、どこにでもくっついてくるので、少々うんざり。私はやりたいこと、すませたいことがたくさんあるので、「ちょっと、まってね」「あとでね」と答えがちだし^^; ちょっと反省☆

 だから、連休中は、息子に「遊ぼう!」と言われたら、なるべくすぐ応じるよう、心がけたつもり。 ボール、パズル、お絵かき、電車… ママもがんばったよ~! 

 「幼児期の親子のふれあいや遊びが、思春期の情緒の安定、自尊感情に良い影響を与える…」という医学雑誌の報告が、ある幼児教育誌に引用されているのを最近読みました。

 うちなんか、一緒にいる時間自体、少ないし…でも、だからこそ、いっしょに遊べるこのときを、大事にしないと~!と、肝に銘じた連休でした。

2007/09/20

ワーキングマザーの危機 その2

 ずいぶん間延びしてしまいましたが(汗)、こちらに書いた記事の続きです。私が経験した「ワーキングマザーの危機」ベスト(ワースト?)3の、第二位を紹介します。

(2)自分と家族の体調が悪くなったとき

 最初の出産から5年ぶりに、待望の第二子を授かり、無事出産。仕事は、産後3ヶ月で復帰する(ただし週2~3日勤務)ことにしていました。

 復帰直後は、予想以上に、からだがキツク…夜間授乳、車通勤で2カ所の送迎(きょうだい別々のところに預けたので)のせいもあったのだと思いますが…、めまいが始まってしまいました。立ちくらみではなく、横になったとたんに、ぐるぐる周り始める、あれ、です。ひどいときは、そういうめまい、軽いときでも、車を降りてもからだが揺れる、ふわふわ感がずっと続いていました。

 精神的にもキツカッた。上の子の赤ちゃん返り(ものすごいかんしゃく!)や、赤ちゃんがアトピーになってしまいその医者選びやさまざまな気遣い、そして、頼りにしていたはずの夫も、うつ状態になり…。楽天的な私も、さすがに凹んでしまいました。

 先輩ワーキングマザーに会う度に、「子どもが2人になると仕事続けるの大変ですよね!!」と泣き言を言っていましたが、彼女たちは「そうだった?」という反応。通り過ぎちゃえば忘れるわよーとでもいうふうに。今の私も、そうかもしれませんが(笑)。

 その1年間は、私にとってはつら~い時期でしたが、とてもラッキーだったことに、二つのママグループに出逢い、そのおかげで、乗り切ってこられたし、仕事も続けてこられたのかもしれません。

 ひとつは、地域のママさんブラスバンド。高校時代に熱中していたブラバンにふたたびハマれる幸せをかみしめ、毎回ワクワクしながら、合奏に参加しました。

 もうひとつは、近くの教会で開かれている「幼い子をもつママの会」。月1回のグループで、育児に関する本の輪読と、子育ての悩み、近況の分かち合い。笑いあり、涙あり…で、毎回すっごく元気をもらいました。

 そのふたつのグループは、仕事がフルタイムになったのを機に、泣く泣く、卒業しましたが…。

 余談ですが、いまでは、私も夫も元気になり(ふたりとも、疲れすぎると以前のような症状になることもあるのですが…)、息子のアトピーも完治、娘も落ち着いてきました。感謝♪ 

 思い返すと、ワーキングマザーの危機、というより、私たち家族の危機だったのかもしれません…

 その3(完結編)に続く…

 

2007/09/19

再会@バーベキュー

 先日のバーベキューでは、仲間の一人が、友人(男性)を連れてきました。話しをしているうちに、彼が、私と同じ中学の出身だとわかりました。なんと、同学年、さらに、2年生のときは、同じクラスだったということが判明!(学年8クラスの大規模校でした) 

 私も彼も、中学時代のことはあまり思い出したくないようで(笑)、大いに盛り上がるところまでは行きませんでしたが…。
 でも、名前もなんとなく覚えていて、徐々に、うっすらとそのころの記憶がよみがえってきました。(人間の記憶力ってすごいな〜〜)

 彼は、中学のころは(私の記憶によれば)、それほど目立たない、どちらかというと幼いタイプの男子だったと思われるのですが(私も人のこと言えませんけど!)…いや〜、人って変るものですねえ! 彼の話しを聴くと、人生の酸いも甘いも経験して、なかなかしっかりした好人物(失礼!)になっておられました。たぶん私も、中身も外見も、あのころとはずいぶん変っていると思います…

 一緒に机を並べていた頃から、約20年。

 私がいま相談室で関わっている中学生たちも、20年後、いや10年後には、別人のようになっているはず! なんだか希望がわいてきました。10代の人たちを、「発達途上にある人」と見ることを,彼との再会から教えられたような気がしました…。

2007/09/17

バーベキュー@隠れ家

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 三連休、ずっと暑かったですね! 3日とも遊び歩いてしまって、日に焼けたかも(汗)。 

 きのうは、家族と仲間とバーベキューをしに行きました。場所は、我が家から1時間強のドライブで行ける、山あいの川の支流にある、知人のお宅です。オーナーは引退なさってから、この土地に広めの家を求められ、自宅兼宿泊・研修のための施設とされているそうです。

 わたしたちは、ちょうど1年ぶり2回目の訪問。今年も日帰りで利用させていただきました。広いウッドデッキと広がる庭、その前にはきれいな小川が流れています。近くにわき水がわいているそうで、ポリタンクを持って水を汲みに来る人もいるとか。

 ちょっと隠れ家風の、ゆったりできる場所。オーナーもとても優しい気さくな方で、一緒に食べ、おしゃべりし…ゼイタクな時間を過ごしました♪

 バーベキューは、さんま、いか、鶏手羽(コチュジャン漬)、豚スペアリブ、ソーセージ、牛肉、野菜、芋、焼きそば、など。

 バーベキューはなぜ美味しいのか。まえに、ためしてガッテンでも取り上げていたそうですね。

 私が思うには、作る、焼くというプロセスを楽しむことができる、焼いているときの匂いで期待が高まる、野外なので気分が解放され、五感の感度が高まる…こんなところでしょうか??

 きのうも、作り始めてから、シメまで、3時間余り。しかし、よく食べたな~…

2007/09/16

結婚記念日

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 今月23日は結婚記念日。1週間前倒して、夫と映画&食事にでかけました。ふたりでこのような行動をするのは、すご~く久しぶり。いろいろと発見があっておもしろかった…ゆっくり話せたし。育児に忙しいとき、このような時間も大事だな~と思いました。

 映画は、オーシャンズ13。11のときから私は大好き。今回も、現実離れしていて、スケールが大きくて、楽しかった。なんといっても、好きな俳優数人がいっぺんに見られるのがいいのです♪

 食事は、ベトナム料理。クイーン・アリスの系列のベトナム・アリスというお店でしたが、お値段はリーズナブルで、野菜たっぷりヘルシーでよかったです!

 夫とは、お互いに手帳を開いて、これから数ヶ月のスケジュール確認をしたり、もうちょっと長期的な「夢」を語り合ったり。夫は、よく話を聞いてくれて、私の「夢」に関しても、違う視点から適切な意見を言ってくれたので、話してよかった~と思いました。また、夫が目指したいことや願っていることが、私の想像とは少し違うこともわかり…「わかってる」と思わず、対話していくことって大事だな、としみじみ。

 夏は、こまめに雑草取り、水やりをしないと、草花が枯れてしまう、人生の夏も同じ…とある文章にありました。育児や仕事で大忙しの季節であっても、夫婦という関係を育てていくための努力を惜しまないこと…その大切さにちょっぴり気づけたような気がしました。

(写真は、留守番してくれた子どもとおばあちゃんへのおみやげ)

 

2007/09/13

ストレス解消法の"STRESS"

 今日は、職場(教育相談)に、地域のスクールカウンセラーさんや他機関のカウンセラーさんが集結して(笑)、情報交換のときを持ちました。

 さいごに、座長(?)のかたが、カウンセラー自身のメンタルヘルスに気をくばりましょう、という流れから、ストレス解消法を各自が披露しました。へー、あの人が?意外!ってのもあり、おもしろかった。

 そこで聞いた話。誰がいったのか忘れましたが、おもなストレス解消法は、"STRESS"なんですって。初めて聞きましたが、言い得て妙ですね

 S Sports スポーツ
 T Travel 旅行
 R Recreation レクレーション
 E Eating 食べる
 S Sing 歌う
 S Smile, Sleep, Spirits 笑う、寝る、お酒

 ↑ 私はどれも、好きですね~☆

 考えてみると、私は、「ストレスだ~」と感じることは少ないのですが、(いやなこと、イライラはあっても、すぐ忘れるタイプかも) 「疲れた~!」というときは、まず、「食べる、寝る」ですね。それから、笑うも、効果ありますね~。
 気分転換とリフレッシュには、家族で遊ぶ、歌う、泳ぐ、温泉、海や山など自然の中に行く、仕事と関係ない読書、写真集を見る、ブログを書く・読む(笑)… 

 おすすめの解消法あったら、教えてください!

 ということで、これから子どもとお風呂で遊んでから、寝ま~す★

2007/09/12

娘の感想文が…

 こちらに書いた、娘の読書感想文が、学校代表(中学年の部)に選ばれました!

 今日、娘は、休み時間に担任の先生に呼ばれ、代表にえらばれたことと、内容をもうちょっとふくらませて(長さが足りないので)、書き直してくるよう、言われたそうです。

 ひや~、予想外のできごとに、びっくり~。

 はやり、このサイトの言っていることは正しかったのですね。「読書感想文は、生活作文なり」と。娘の感想文は、生活体験をたくさん書いたのがよかったのだと確信しています(笑)。先生から「もう少しふくらませるように」指示された箇所も、その「生活体験」の部分でしたから…。このサイトに感謝… インターネットに感謝… というか、こんなにうまくいってしまって、可笑しいです。

 感想文は、お昼の校内放送で、本人が朗読するそうです。

 親ばかですが、まずは、報告まで♪

 ちなみに本は、今年の課題図書、スペインの児童文学、ピトゥスの動物園 でした。

 

2007/09/11

うれしかったことx2

 8歳の女の子とのカウンセリングがありました。、「ねえねえ、ゴリさんは、何歳なの??」と何度も聞かれ、「何歳にみえる?」と逆に質問。 彼女の答えは、「20歳!」でした!

 さすがに、「当たり!」とは言えず、「あなたのママと同じぐらい」とごまかしましたが、「えーっ! だってママ、30歳だよ~!」と驚く彼女(笑)。そんなに若く見える~? ほんとはママより10歳年上だって言ったら、卒倒しちゃうかな…^^ もっとも、子どもにとっては、30歳も40歳も違わないかも…

 夜は、児童精神科医のお話を聞きに行きました。話しの内容というより、そのドクターの考え方、治療方針、人柄に触れることができたのが、一番の収穫。子どもや家族の「ありよう」を理解していくことを心がけていること(診断名をつけるにとどまらず)、ご自身の困った事例などをざっくばらんにお話してくださり、好感が持てました~

 クライエントを安心して紹介できる先がひとつ増えました。偶然にも、そのドクターの病院に行こうか迷っている、という相談を、最近、教育相談室で受けたばかりだったので…今度会ったら、ぜひ行ってください、と勧めるつもり。

 自分の子どもを精神科に連れて行くのは、親にとっては勇気のいることだと思います。ですから、親御さんにとっても「行ってよかった~、会えてよかった~」と思えるようなドクターを紹介したいのですが、なかなかそれが難しいのも現実。

 その先生は、私たちのような、他機関の心理士にも「いつでも電話して相談してください」とのことでした。なんて素晴らしい!…公立の病院だから言えることなのでしょうか?(わかりませんが)

 明るい気持ちで、帰途につくことができました♪

 

2007/09/09

黒いロールケーキ

 今日は、おいしい日でした♪

 昼は、お豆腐料理を食べ、秋の味覚を目と舌で味わいました。

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 豆腐は、二つ井豆腐という、冷たい昆布だしに入ったもの。みためは、モツアレラチーズみたいで、きれい! 味も濃~くて、いい香りがしました。

 

 

   そして、夕食後のデザートは、黒いロールケーキ! (いただきもの)

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 この黒、何だと思います? イカスミ? 竹炭? そう、竹炭だそうです! なんでも、竹炭にデトックス効果があるとか… とくに竹炭の味、においはしませんでした(笑)。 こどもたちは、おそるおそる口にしていましたが… とても美味しい、普通のロールケーキでした。

 お豆腐やさんで、栗を食し、ロールケーキにも、栗が入っていました。秋ですね~、食の秋ですね~ 美味しくて身体によいものをいっぱい食べたいものです!

2007/09/08

沈まぬ太陽

 お久しぶりです♪ このところ、夏の疲れが出ているのか、週末遊び過ぎているせいか(笑)、夜は早く寝て、朝は遅く起きるという日々が続いてしまい…ブログ更新が滞ってしまいました~ (そういう時もあるさ~)

 最近の楽しみは、通勤電車や隙間時間での読書。山崎豊子著 沈まぬ太陽(全5巻)を読んでいます。初版は8年ぐらい前に出たようですが、す、すごい本ですね…夢中で読んでいます。

 航空会社を舞台とした小説で(かなりノンフィクションに近いのかな)、なんといっても、ジャンボジェット機墜落事故を扱った「御巣鷹山篇」(3巻)が圧巻。

 私はあの事故をリアルタイムで知っていたはずなのに、詳しいことは何も知らなかったのだとわかりました。あんなに凄まじい、痛ましい事故だったのですね…生々しい描写に圧倒されました…

 小説とは離れますが、あの事故は、阪神淡路大震災よりも10年前の1985年。当時は、被害者(遺族)の心のケアなど、まだ一般的ではなかっただろうし、「臨床心理士」の資格ができる以前のはず。 

 仮に、臨床心理士や精神医学の専門家があの事故の「心のケア」にあたったとしても、あのような、凄まじい出来事を前にして、何ができるだろう…と考えさせられます。心理学の領域を超えて、宗教や祈りといったスピリチュアルの領域が必要になってくるのか…

 「沈まぬ太陽」っていいタイトルだな~。いろいろな意味を表わしているのでしょうけれど、「御巣鷹山篇」を読んでいたら、「沈まぬ太陽」が「鎮まらぬ霊魂(の怒り)」にみえてきました… これから読む4,5巻も楽しみ~

2007/09/02

成長と不安と

 3才10ヶ月の息子は、この夏でまたグンと成長した感じがします!

 いままでは、乗り物オタク(笑)だったのが、ヒーローものに俄然興味を示し、そのおもちゃや絵本に夢中…。保育園のお友達から、武器・わざなどの情報をたくさん仕入れているらしく、毎日教えてくれるんだけど、私にはちんぷんかんぷん^^。

 プラスチックのバットとボールを買ってあげたら、予想以上にハマッテしまい、依頼、自主ノック練習(?)の日々。「大きくなったら野球とサッカーやる~」とはりきってます。

 それから、トイレのスタイルが変わった! いままでパンツをおろしていたのが、息子いわく「チンチン出てこいの穴」(パンツの切れ目)からすることに成功。「保育園でならったんだよ~」と、とっても誇らしげです。

 そんな息子がある晩、ベッドで私の手を取り、「ママ~、死ないで。だいすきだから…」と、身体をすりすりさせてきました。

 母親が死ぬ、ということを彼なりに想像できるのだ~ とびっくりするとともに、これも彼の「成長」に伴って出てきた不安なのかもしれない、と思いました。

 心理学の本に書いてあったけど、子どもは成長するということは、親からちょっとずつ離れることであり、それには不安が伴うのは当然のこと。心身の成長にともなって、不安もまた大きくなる。小さい子どもにとって、成長(自立)と不安は、背中合わせのこと…。

 思い起こせば、娘も3~4才の頃、怖い夢をみたといって泣いていた時期がありましたっけ。どうしたの?と内容を聞くと、「暗い道を一人で歩いて行った」とか、「パパとママがいなくなっちゃった」とか。

 当時は、現実にそんなことが起きる前触れ?という気がしないでもなく、少し心配でしたが、これは、子どもの心の中で起こっていたこと、と理解すべきことだったようです。

 いま息子は、「こだわり」や「いやいや」もますます激しくなってきており、相手するのがなかなか大変… そのなかで、「死まないで…」との愛の告白を聴けたことは、母にとって大きな慰めとなりました~。

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