自分が好き?
小3の娘に、私はときどき、「あなたはあなたのことが好き?」と質問します。いまの自分を好きかどうかは、劣等感とか自己否定感、ひいては幸福感を知るバロメーターかなと思って…。
ちょうど、1ヶ月前にその質問をしたときは、なんと、「大嫌い!」という答え。これには私もちょっとショック…。続けて「何で?」と聞いたら、「お母さんに怒られてばかりだから」と…ダブルショックでした!
私もしつこく、「きらいが1で、好きが5だったら、どこ?」と聞くと、「2」とのこと。「どうしたら、3になるかな?」と聞くと、「テストが全部100点だったら」と。ありゃりゃ~。勉強のことで怒った覚えはなかったけれど、顔にでていたのかなあ…(汗)。
そこで娘に「たとえテストが0点だったとしても、お母さんはあなたのこと大好きだよ。怒るっていうのは、きらいっていうことではないんだよ~。大好きだから、注意しているんだよ~」としつこく言いました。そしたら、さっきの質問でいうと「3と4の間ぐらいになった」と言ってくれました。^^
最近、また同じ質問をしたら、「1~5でいうと、4」(75%好き)とのこと。お~、やった! 「なんでかというと、好きな習い事を始めたから」と話してくれました。なるほどね~、自分の願いがかなって、自分の好きなことができている満足感、自己肯定感が出てきたのかな。
いつもいつも、「自分が好き」と言えなくてもいいと思います。いろんな感情を味わうことは大事だと思うし。実際、これから、「自分が嫌い」と思うことのほうが、ますます増えてくるでしょう。でも、ずーっと「自分が嫌い」のままだとしたら、それも良いことじゃないと思う。自分のことを「だめなところもあるけど、可愛いヤツ」って思える、健全な自己愛が育って欲しい…と思うのでありました。
ちなみに、4歳の息子は、「自分のこと好き?」という質問に、満面の笑みで「うん!」と大きくうなずいていました^^
最後に、大好きな、吉野弘さんの詩の一部を引用させていただきます♪
奈々子に
赤い林檎の頬をして
眠っている奈々子。
…
お父さんが
お前にあげたいものは
健康と
自分を愛する心だ。
…
ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。
…
お前にあげたいものは
香りのよい健康と
かちとるにむづかしく
はぐくむにむづかしい
自分を愛する心だ。
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