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2008/01/08

人生後半のための童話

成熟のための心理童話―喜びと力をとりもどす15の物語

 著者はユング派の心理学者。人生後半のための生きるヒントを世界各国の昔話から集め、それを解説したものです。

 全15話中、なんと日本の昔話が数話入っています。舌切り雀、こぶ取りじいさん、花さかじいさん、笠地蔵などに、こんなに深い意味があったのか~と驚きです。

 人生後半の心理的課題としては、E.エリクソンが、生殖性(ジェネレイティビティ)と統合を挙げているのが有名です。が、この本では、それに留まらず、無垢(イノセンス)、自己の内面(とくに悪)との対決、自己を越えたもの(宗教性)との出会い、智慧、など、様々なテーマが、昔話のうちに見いだされていきます。

 読み終えると、年を取っていくことはマイナスなだけでない、豊かな内的成長/成熟の可能性があるのだ〜と勇気づけられます。

 とくに印象に残ったお話は、クロアチアの昔話。あるおばあさんにいろいろなことが起こり(笑)、最後に、彼女が、「魔法によるユートピア」ではなく、「苦しい現実の世界」を選び取り、そのことによって世界が救われる、というようなお話。感動しました。

同じ著者による
大人のための心理童話―心の危機に処方する16の物語
 は、「中年期」のための物語。こちらもおすすめです。

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コメント

アマゾンに一冊だけ在庫あったので速攻で買いました。おもしろそうな本の紹介、ありがとう(=´∇`=)にゃん

そりゃよかったです^^
さすがトラさん、行動が速いね!
私は案外、モノを買うのにウジウジ
悩むほうです(時間の無駄だと思いつつ)。

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