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2008/02/01

1月の本棚から

 今日から2月! ということで、先月読んだ本をメモしておきます。

 まずは、山崎豊子著 沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上)  沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下)  

 お正月に一気に読みました。「御巣鷹山編」も圧倒されたけれど、こちらも、へヴィーでした〜 企業、官僚、政治家のカネと欲望にまみれた裏の世界…。著者も「勇気を持って書いた」とあとがきに述べていましたが、まるで、内部告発、ここまで書いちゃっていいの~?!という感じ。社会勉強になりましたです。はい。

 お仕事関係の本は、2冊読みました(月3冊が目標だったんだけどね^^)

 1冊目は、松木邦裕著 私説 対象関係論的心理療法入門―精神分析的アプローチのすすめ

 とってもよかったです! 心理療法の面接技法についての本。私がいまやってるアプローチは、精神分析的心理療法からずいぶんと離れてしまったなあと痛感しましたが、でも、いまでも参考になることがたくさん書いてありました。

 精神分析(的心理療法)とは、セラピスト/クライエント双方に、非常に厳しい制限を課すのですが、それは、何よりも「自分を知る」ための厳しさなのだと、よ〜くわかりました。心理療法が提供できるものとは、心理的にふれあうとは…など、考えさせられます。

 感動したところを引用します。以下は、教育分析(分析家になるための訓練)についての記述ですが、治療としての精神分析と読み替えてもOKでは。

「教育分析を受けると、自分が問題のない素晴らしい人間にならなかったとのことを身を持って体験します。…人としてのこれほど素晴らしい達成を確実にさせてくれるものがほかにあるでしょうか。いやむしろ、教育分析は、ある意味、自分がこれまでまったく病的人間であったし、今もそうあることに気づかせるという…ひどく苦痛な事実を知るような気がします。…しかし不思議なことに、…悩みがさらに広く深くなっているとの事実に持ちこたえる力ももたらしてくれます。そしてほんとうの自分をそのまま知ったことでの大きな落胆と小さな安心ももたらしてくれます…」

 参考までに、昨年読んだ、同じ著者の対象関係論を学ぶ―クライン派精神分析入門も、とてもわかりやすい理論編としておすすめです。

 2冊目は、松木先生と同じ、クライン派つながりで、

木部則雄著 こどもの精神分析―クライン派・対象関係論からのアプローチ 

こっちは、論文集的で、少し難しかったです。この先生は、日本で主流な遊戯療法のアプローチとはちがって、子どもにもつっこんだ解釈(言葉で伝える)をするので、とても新鮮。親面接の諸注意、初回面接でのアセスメント方法など、参考になりました。

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