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2008/05/18

対談集2冊

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫) 村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)
河合 隼雄 村上 春樹

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海馬―脳は疲れない (新潮文庫) 海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
池谷 裕二 糸井 重里

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 対談集を2冊読みました。どちらも少し前に出た本ですが、いや〜おもしろかった!

■河合隼雄・村上春樹著 村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)

 河合先生のすごさはわかっていた(つもり)のですが、村上春樹氏もなかなか深いことを考えている人なんだなあ〜と妙に感心。彼の作品は「ノルウェイ…」と「ねじまき鳥…」しか読んだことがない私ですが、この対談では、「ねじまき鳥」が話題になっていて、ラッキーでした。ねじまき鳥を読んでから、これを読むと一層よいかと思います。(ねじまき鳥、長いですけどね〜)

 テーマは盛りだくさんでしたが、とくに印象的だったのは、

ー夫婦について(苦しむための結婚)

ー魂を傷つける個人主義(個人をもっとも大切に考える生き方が、個人をもっとも深く傷つける傾向を生み出している、とか)

ー小説と心理療法の共通のメリット(ゆっくり、情報少ない、アナロジカル、手仕事的しんどさとか)

ー暴力性について(暴力をなんらかの形で出すことの大切さ) などなど。

 ひとつひとつ重たいテーマだし、難しいですが…

 新婚の時期を過ぎたら、結婚は「井戸掘り」に移行しないといけないそうで…なんのこっちゃ?という方は、本書をどうぞ(笑)。

■池谷裕二・糸井重里著  海馬―脳は疲れない (新潮文庫)

 脳に関する本、どちらかというと避けていました。だから基本的なこともよく知らなかったので…これはおもしろかったです。若き脳科学者池谷氏と糸井氏の対談。糸井さんのつっこみや、自由な連想がおもしろく、池谷さんもそれを否定せずおもしろがっているところが良いですね。

 30歳から脳は違う働き方をするので、経験を重ねれば重ねるほど脳は活性化する。加齢など恐れる必要はないと…勇気がわいてきました(笑)。旅することや好きなことをすること、新しい刺激、良質の睡眠が脳には良いとのこと。これからもよく遊び、よく眠ろうと決心しました(笑)。

 本筋からはちょっと離れた話題ですが、「あいまいさや自由度」を残しておくことの大切さ、言葉にしてしまうと切り捨てられる部分がでてくることなど、心にとめておきたいと思いました。

 2冊の対談集を読んで、対談だからこそ、引き出されたもの、生まれたもの(内容)があったのだろうなと思いました。関係性、出会いの中から発想や考えが生まれる…カウンセリングもそうだし、ブログもそうですね! 脳は神経細胞の「つながり」が大切ですが、人間個人にも「つながり」が大事…あらためてそう思いました。



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コメント

河合さんと村上さんの対談の本は僕のバイブル的な本です。現在井戸掘り中ですね。自分の物語を探しています。ブログのタイトルの物語もこの辺から拝借しました。

そうだったんですか。
難しい内容ですよね。何度も読まないと私なんか理解できないcoldsweats01
井戸掘りうまくいくといいですねnote

僕には、村上春樹さんの本は初めてでした、彼が物語で癒すと言う事が、分からなかったけれど、「海辺のカフカ」を読むとディプスコンプレックスで父を殺し母と交わる事を象徴的にやってのけている感じで、初めは退屈だったけれど、村上ワールドの広さに引き込まれました。彼自身走るランナーでもあり、「走ることについて語るとき僕の語ること」では、自分史的で、経年を追って村上さんのやっている事が分かってよい本でした。お勧めです。河合さんは言わずもがなですよね。「泣き虫はあちゃん」は良かったです。

もとい、「ノルウエイの森」は読んでました。

村上ワールドに入っていくにはエネルギーがいりますよね。ねじまき鳥で堪能したので、しばらくいいや、って感じです。ねじまき鳥、おすすめです。

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