4歳(年中)の息子が、先日、夜寝る前に突然言い出しました。
「明日、保育園お休みがいい…」
「行きたくない…ちがう保育園いく…」
「ママ早くお迎えにきて…さびしいから…」
息子は1歳の時から行っているこの保育園が大好きで、いままでずっと幸せに平和に園生活を送ってきました。朝はごきげんでバイバイし、夕方迎えに行ったときも、すごく良い表情で遊んでいます。私が少し早く迎えに行けた時などは、「ママ早すぎる〜! もっと遊ぶ〜」と怒られてしまうほど。もちろんこんなこと言うのは初めてです。なので、「なにかよっぽどの理由があるんだろうな」と思いましたが、きいても、息子ははっきりと言わず(言えず)。
とりあえず、園への連絡帳には、ありのままを書きました。そして翌朝、いやがることもなく登園。(良かった〜) ただ、友だちの呼びかけには、表情がやや固かったかな。
私も、この半年ぐらい、保育園のお迎えがほぼ毎日6時半でだったので、たまには早く迎えに行く日も作らなきゃと反省し、この日は予定を変更して、5時に迎えに行きました。
まだ明るい園庭では子ども達が遊んでいました。そこに、息子を含め、5〜6人の年中の男の子たちが、真剣な顔でケンケンをして一方向へ向かっています。ある先生のかけ声のもとに、どうやら競争をしているようです。こんなのことをしている息子を見たのは初めて。いつもは、の〜んびりまったりと砂場やログハウスで過ごしているので…。
ケンケンレースを終えた息子は私を見つけると、かけてきて抱きつき、わっと泣き出しました。
ああ、これか〜 ピンと来ました。レースを仕切っていた先生(担任ではない)も息子のもとへ来てくれて 「どうしたの? お友達とぶつかったのがいやだった? 一番じゃなくていやだった?」といろいろ尋ねてくれました。
私が 「実は昨晩、保育園いやだと言い出して…早く迎えにきてと言ってたんです…」と話したら、その先生もすぐわかったようで、息子に 「いやなら、しなくていいのよ〜 ごめんね〜」と言ってくださいました。
担任の先生はもう帰られていて会えませんでしたが、連絡帳には、た〜くさん、前日のできごとが書いてくださっていて…。その日は夕方(自由遊びの時間)、息子がうんてい、てつぼう、かけっこ…と活発な子たちに混じって相当にがんばり、さいごのほうは涙目になっていたと。「早く気づいてあげられなくてごめんね〜○○」 とか、「先生は○○の味方だから困ったことがあったら言ってね、と話しました」とか書かれていて…私の方こそ涙
でした。
担任の先生は、息子の慎重な性格を理解して受け入れてくださり、かつ、いろんなことに無理なく少しずつ挑戦できるようにと励ましてくれる人…前からわかっていましたが、再確認できて、ホントに良かったです。
連絡帳で様子を詳しく書いてもらえたことに加えて、運良く、現場をみることもできたので、私も安心できたし。なにより、息子も安心できたと思いますし。
息子にしてみれば、夕方に誘われた競争遊びを、朝の一斉保育のように「しなければならないこと」と誤解していたのかもしれません。あとできいたら、「がんばらなくちゃいけないと思ってた〜」と言うし。
苦手なことに挑戦し、だんだんいやになり、だからといって「やめる」ともいえず、そのいやだった思いを、先生や親に筋道立てて話すことはできなかったのですよね。「保育園行きたくない」etc.言うのがせいいっぱいで。
息子が苦しいのを我慢していたと思うと、なんだかいじらしくて…。いままで知らなかった息子の意外な一面をみたようでもあり…。
でもこのような、「葛藤を抱える」経験、「いやだけどがんばった経験」「いやだと言えた経験」は、息子にとって無駄ではないとも思ったり(解決したから言えることですけどね)。…いろいろな気持ちが湧いてきました。息子の成長の節目のひとつとなることを願って…
(すいません、長くなっちゃいました!)
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