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2008/08/22

河合隼雄エッセイ

 職場の目の前は、かなりの蔵書のある図書館です。(なんと素晴らしい!)私がいまの職場から離れない理由のひとつ(かなり大きな?)かもしれません(笑)。

 最近その図書館で、河合隼雄先生の未読の本を「エッセイコーナー」で3冊発見。「心理学コーナー」の河合本は、ほぼすべて読破したはずなので。

 3冊ともそれぞれ少しずつ異なる趣があって、みなよかったです!

なるほどの対話
河合 隼雄
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「なるほどの対話」は、作家吉本ばななさんとの対談。NHkで放映されていたのを昔見ましたが、本になってたんですね!

吉本作品はひとつも読んだことがないし、よく知らなかったのですが、ふたりの対話、優しく温かく、そして、深かったです。どちらか一人の著作を読み込んでいないと、内容を理解するのは難しい部分もあるかもしれません。吉本さんも人柄が誠実な感じで、意外な面もあり、…作品を読んでみたくなりました。

内容は、しがらみ、個人主義、家族の話から始まり、個を越えること、偶然性、創造性とかそんな分野です。「偶然性に身をゆだねる」「偶然にアクセスする技術」とか。ちょっと危ないですよね(笑)。

対話する人間
河合 隼雄
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「対話する人間」はちょっと古めの本。80年代にあちこちの新聞や講演会、雑誌に掲載されたものを集めたエッセイ集です。親子、夫婦、中年期の心理…と、河合先生が語る「人間関係論」の直球です。

ココロの止まり木
河合 隼雄
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「ココロの止まり木」は、2003年頃に週刊朝日に連載されたエッセイ。ビジネスマンとか中年以降の読者を想定して書かれているのでしょうが、肩の力がぬけていて、文章的にも洗練されていて、読みやすいです。熟練期の河合先生の感性に触れる、という感じでしょうか。

3冊に共通していた話題がありました! それは先生が60の手習いで始められたフルートについて。中年以降になってから人に何かを教えてもらうことの大切さ、上達が見えることのうれしさを河合先生が経験されていたのだなと初めて知りました。

さらに感動したのは、カウンセラーとして、人の話を聴きそれを胸にしまっておく日々だが、フルート演奏では、自分から音が出ていく。クライエントの苦しみ悲しみが、フルートの音となって流れていく…フルートは、心理カウンセラーとしての自分を支えるものだ、というくだり。

そうか、仕事も、趣味も、と別々のものとして捉えるではなくて、仕事を支えるものとしての趣味、仕事と表裏一体としての趣味と捉えるのか…と目から鱗でした!

私もいまお休み中のクラリネット、吹きたくなってきました! クラリネットもパン作りも、刺繍も(全然やってないけれど、本当はやりたいことです)、心理臨床を支えるものとして、生活に取り入れていけたら、人生がさらに楽しくなる、ひとつにまとまっていくかな…という気がしてきました。

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