ジェノグラムと桜庭一樹
今日は、心理臨床学会のワークショップ(研修会)に参加しました。
家族療法家のN先生による、「ジェノグラムの書き方」。*ジェノグラムとは、家族図、家系図のこと。
書き方を細かく教わるとともに、ジェノグラムを作る過程で、どのようなことを訊いていくか、(ジェノグラムインタビュー)、ジェノグラムからどのようなことが推測できるのか、どう心理面接に生かすのか、具体的に学びました。自分のジェノグラムも作成してみて…描くとあいまいだったことがはっきりしてきたりして、おもしろかったです。
日本の「家制度」について(いまでもさまざまな所で残っている)や、ジグムント・フロイドのジェノグラムから興味深いお話もきくことができました。
やっぱり、人は、家族(両親、祖父母、家の文化、土地の文化…)から多くの影響を受けている、それが世代から世代へ繰り返されることをしみじみ。
おもしろかった話をひとつ。恋愛結婚の場合、交際期間が6ヶ月以上〜3年未満の場合、離婚率が低いそうです。 アメリカの調査です。うちは…ぎりぎりセーフでした(笑)。
それから、「ある家族のジェノグラムをみて、子どもが不登校になっている理由を推測する」というワークを4,5人のグループに分かれてしました。パーソナリティとか気持ちとかでなく、ジェノグラムだけ(客観的事実+推測)から、探るというのは、私にとってはNEWな体験。なかなか難しかった… 先生の説明(解答)を聴いて、なるほど~!ここまで読み取れるとは~!と驚きでした。
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いまちょうど、桜庭一樹さんの 「赤朽葉家の伝説」を読んでいるのですが、これが、女性三世代の物語。時代は昭和〜平成なので、私とかぶるところもあり(地域は全く違うのですが)、半分ファンタジーのような雰囲気で、とてもおもしろいです。祖母や母の育ちやその結婚、出産の経験が、いまの自分にどう影響しているか…そういう視点がたくさん出てきますし。
桜庭一樹(女性です)さんは、たまたま先月、テレビで初めて拝見し興味を持ちました。そしたら先日、新聞にも寄稿されていて読みました。「家族」にこだわって、小説を書き続けているようです。違う作品も読んでみようかな。
赤朽葉家の伝説 | |
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ワークショップの帰り道は、偶然、臨床心理士で息子のクラスメイトのママにばったり会いました! 電車で一緒に帰ることができて、たくさんお話できてうれしかった♪ ふだん保育園ですれ違うことはあっても、なかなかゆっくり話す時間がないので…。
家に戻ると、娘から運動会の報告。騎馬戦では、上に乗り、2回戦とも相手チームの帽子を取り、残ったそうです。すごいすごい!
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