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2009/10/25

子どもの虐待についての講演会

 研修で 「児童虐待の理解と援助」という講演を聞きにいきました。講師は、児童福祉施設で、虐待を受けた子どもたちに長くかかわってきた心理の先生。

 もともと90分では語り尽くせない内容だし、話された内容全部もここに書ききれませんが、少しだけメモします。

●児童虐待ほど、多くの専門職や地域の人がかかわる問題はない。異職種の人といかに連携するかが援助の鍵となる。

●児童虐待は、「家族の抱えるストレス」との関連性が高い。家族の抱える課題として理解することができる。

●対応の3段階

1)発生予防:育児不安、孤立化の防止、ハイリスク家庭や親への支援など。

2)早期介入・保護(児童相談所や警察への通告、介入調査、一時保護) 

3)被虐待児と親への援助〜9割が在宅による援助。親子分離による援助は1割。

●多種多彩な症状〜「虐待を受けた子どもたちに認められた問題のリストを作ると、それはまるで児童精神医学の教科書の目次のようである」(Glaser,2002)

●虐待の「世代間連鎖」は、3〜4割。逆に言えば、6〜7割は良い親になっている。その将来を分けるポイントは、家庭外でよき理解者に出会うこと(学校の先生などの役割の大切さ)。

●虐待を受けた子へのかかわりとして、何かを一緒にコツコツやることが大事(一緒に走る、野菜を育てるetc.) 「コツコツやっていると未来が開ける」という体験をたくさんたくさんすることが大事。

****

 虐待を受けた子どもへの関わりというのは、一言でいえば、「育ち直し」を支えること。症状の重たい子も多く、援助者も大変だけれども、安心できる環境での「当たり前の」生活を保証することがベースになってくることを改めて確認しました。

 時間の都合で、親への援助まで話が行かなかったけれども、そちらのほうも大事だし、地域での居場所やフォロー体制作りも急務とのことです。課題の大きさをひしひしと感じながら会場をあとにしました。

 

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