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2009/12/03

不器用さ、落ち着きのなさ等へのアプローチ

…というタイトルの講演会へ行ってきました。講師は、障害をもつ子の療育にたずさわっている作業療法士さん。

そのような子どもを理解し対応を考えるための前提となる、「感覚統合」という視点からのお話で、一般の人にも分かりやすく、とても興味深かったです!

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人間は感覚のために生きているといえる。感覚によって自分と世界を知り、感覚を求めて行動する。0〜6歳はとくに、感覚運動体験の時期であり、この体験が、将来の学習のベースになる。(いろいろなモノに触れる、どろんこで遊ぶ、からだを使って遊ぶ、ナイフで鉛筆や木を削る、重いものを持つ、ハサミや針を使う…)

しかし現代の子どもは、この体験が昔に比べて少ない。

それに加えて、「不器用な」子(姿勢が悪い、きちんと座っていられない、動きがぎこちない、不器用、両手を使わない、多動、感覚過敏など)は、脳の機能のばらつき(得意・不得意)が大きく、感覚の発達がますます遅れる。

「不器用な」子には、感覚と運動の問題がかかわっていると考えられるが、それは、まず、触覚、視覚、固有覚、前庭覚の発達にばらつきがあるからである。

*固有覚〜筋肉の長さ、動き、張りの強さを脳に伝える。これが苦手だと、筆圧のコントロールができない、箸が上手に使えない、友達を強く叩いてしまう、などの問題が。

*前庭覚〜頭部の傾き、直線加速度、回転加速度を脳に伝える。これが苦手だと、片足で立つなどバランスをとること、ブランコ、自転車、平均台などが難しい。空間把握が苦手になるので、鏡像文字や、道に迷いやすいなども。

こうした「覚」がバランスよく発達することの上に、手指の分離運動、手と目の協応、両側(左右の)統合、運動企画(同時に複数の筋力をタイミングよく使う)などが成り立ち、そのうえに、スポーツや文字を使った学習が成り立つ。

だから、こういう「覚」が弱い子は、絵や字を書くのが苦手、体育も苦手…と小学生になってから苦労することが多くなる…

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文字にすると難しくなってしまいますが(うまく伝わったでしょうか〜汗)、講演会では、実技があったりと、楽しく、具体的に学ぶことができました。

目から鱗だったことのひとつは、多動な子の動きは、自分を覚醒させるための刺激を求める行動である、ということ。大人が眠いときに目を覚ますためにガムをかんだり、貧乏ゆすりをすることと同じ、とのことでした。

こういう子どもへの支援としては、まず、脳の機能のばらつきを把握して、それを補うにはどうしたらよいかを考え、本人に教える。苦手な部分を特訓するよりも、補うことを教えるのがよい。それは自己有能感(自尊心)が大事だから。苦手なことは迂回し、得意分野で勝負!とのことでした。大人になれば「体育」はいらないですからね^^

さて、フロアーからの質問で、「縄跳び苦手な子に特訓をさせているが、それはやめたほうがいいか」と。講師の答えは、「練習自体が悪いわけではないが、必ず、練習をポジティブな言葉で終えてください」でした。今日ここまでできて、すごかったね、がんばったね、と。親の理想や、他の子と比べて、ではなく!とのこと。そしてこれは親にとってものすごく難しいですよ、と釘をさしておられました。

作業療法士さんの話を聞くのは初めて。もっと聞きたかったです。発達障害をもつ子の支援にはなくてはならない視点だと思うし、こういう話、小学校の先生たちも聞いてほしいなと強く思いました。

リンク:日本感覚統合学会公式ホームページ

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