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2011/01/09

【BOOK】 白夜行

白夜行 (集英社文庫)
東野 圭吾
4087474399

今年初めての読書は、東野圭吾さんの「白夜行」。10年以上前の作品で いまさらですが 読んでみました。綾瀬はるかさんが主人公でドラマ化されましたよね。最初だけみたので、ストーリーはなんとなく知ってましたが…

こういう話だったんですね!! 驚きです。

主人公 雪穂と 幼なじみの亮司 この二人の内面はほとんど描かれず、彼らとかかわる周りの人物(次から次へと出てくるの〜これにもびっくり)からみた 二人の「裏」の姿が浮かび上がる… 

雪穂はこわいくらいの美人で才能ある女性。しかし、内面には毒があるというか、何を考えているか全く分からない冷酷さがあります。女王=雪の女王というイメージがわいてきます。パーソナリティ的にいうと、自己愛性パーソナリティなのかなあ。愛するのは自分だけ、自分になびかない者は、男であれ女であれ、ひどいめに遭わせて、そのうえで、自分の支配下に置く。

小学生の頃の雪穂の愛読書が 「風と共に去りぬ」というのもうなずけました。だって「風と共に去りぬ」の主人公もまた自己愛パーソナリティなのですから…

そんな雪穂が唯一、心を許していると思われるのが、亮司。心を許すというより、光と影、二人で一人なのかもしれません。(小説では、二人の交流の場面は全く出て来ませんが)

二人とも、いまで言えば、被虐待児。子どもの時、かなりの心の傷を負ったふたりが、こんなふうに生きていく…切なくなります。

「白夜行」とは、亮二がつぶやく言葉からきています。自分の人生は、いつも夜。つねに白夜であって、薄明るい中をさまよっているのだと…

雪穂も、物語の最後のほうで、語ります(唯一の自分についての語りかも)。

「あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜、でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけれど、あたしには十分だった。あたしはその光によって、夜を昼と思って生きてくることができたの…」

お互いを必要としているふたりですが、その共生的な関係は、悲劇の運命を辿ります。最後まで読む人を引きつけ、驚愕させ続けていくすごい小説でした〜

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