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2011/07/06

【BOOK】湊かなえ「夜行観覧車」

4575236942 夜行観覧車
湊 かなえ
双葉社  2010-06-02

by G-Tools

「告白」の湊かなえの作品。
これも「告白」同様、思春期の子どもを抱える家族の物語です。

そして、「高級住宅地」の「エリート家庭」や、その家庭に嫉妬したり劣等感を抱いたりする家庭が登場します。

一見「ふつう」の家庭で、いつのまにか、ボタンの掛け違いが起こり、それが大きな事件に発展していく… そういう 「ふつう」と「異常」の紙一重の部分の描き方が著者は上手いなと感じます。

だから、読者の誰もが 身に覚えを感じてどきっとするようなセリフ、場面があるのではないかな?? (ワタシだけ?)

見栄とか嫉妬とか劣等感とか… 「子どものため」「家庭のため」と言いつつ、自分のため(自己愛を満たすため)だったりする。大人になりきれなていない親に育てられた子どもの悲劇…

大人がどういう価値観、価値基準で家庭を営み子どもを育てているのか、胸に手を当てて、よ〜く吟味しないといけない、少なくとも自覚しておかないといけない、と教えられる小説でしょうか!?

「夜光観覧車」というタイトルがなかなか凝っていてよいな〜と思いました。

さらに、これを読んでて、いまテレビで観ている 「下流の宴」というドラマ(原作は林真理子)につながるものがあるな〜と。

「○○にならなければ幸せになれない」という母親の価値観に翻弄される子ども… 母親自身も葛藤していくのですが… けっこうコミカルで、毎回楽しく、今後、終盤の展開が楽しみ♪

「夜光観覧車」に戻りますが、「告白」よりは、最後に希望がありました。やりきれなさも、もちろんあるのですが… (おしまい)

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