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2011/09/01

【BOOK】パール・バック 大地(1)(2)

4102099018 大地 (1) (新潮文庫)
パール・バック 中野 好夫 新居 格
新潮社  1953-12

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この8月、パール・バックの長編 「大地」を読み始めました。新潮文庫は全4巻。前半2巻を読み終わったところです。

読み始めたきっかけは、7月ころ「大地」を薦めている書評に続けて2本出会ったこと。二つとも、絶賛していたし、一つには、「人生の全てが書かれている」と。これは読むしかないでしょ!と、思ったわけです。

舞台は19世紀末〜20世紀初頭の中国。貧しい農民の子 王龍の三代に渡る物語。

王龍が、働き者で賢い妻を得て、農業で成功し、土地をどんどん買って、成り上がって行く、そして長男の婚姻を見届けて、最期を迎える。ここまでが第一部です。

王龍の 「土地」への愛着は深く、そこから このタイトルがついているんですね。

「わしたちは、土から生まれて、いやでもまた土へ帰るんだーーお前たちも、土地さえ持ってれば生きてゆけるーー誰も、土地は奪えないからだ。」

「お前たちが土地を売れば、それが最後だぞ」

これが、王龍の最期の言葉。

第二部は、王龍の3人の息子の物語。この息子たちは、父の遺言を全く無視して、土地を大事にせず、自分のやりたいようにやっていくわけです。

長男は、遊んでばかりで何もしない地主に、次男は、抜け目ない商売人に、三男は野心家の軍人に、と全く違う道に進むところが、おもしろいな〜と。同じ親から生まれ、同じ家に育ったのに、こんなに違うってすごいなと。

それぞれの奥さんとか妾同士のバトルも描かれていて、なんだか、旧約聖書の世界みたい(笑)と思いました。

あまり仲の良くない三兄弟、という意味では、「カラマーゾフの兄弟」に似てるかも…

パールバック女史は、中国への宣教師の両親とともに、中国で子ども時代を過ごしているんですね。アメリカの大学を出て、そのあとまた中国へ戻っているようです。

西洋人女性が、中国人、しかも男性のこと(内面を含めて)をこれだけ深く理解している(と思われる)のは驚きでした。

これから先も読むのが楽しみ!

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コメント

こんにちは!
「大地」は私も愛読書のひとつで、幾度となく読み返しているのです。ゴリさんが読んでおられて分かち合ってくださってうれしいです。

そうですよね、パール・バックが東洋人の内面をあそこまで深く理解しているのは驚きですね。やはり環境のなせるわざでしょうか。

そして、私個人としては「キリスト教の価値観を植え付けられ、後日、東洋を含む他の価値観・真理というものの捉え方との間で葛藤する人間」としてのあり方(登場人物の上にも現れ、パール・バック自身の思いと重なるとも思われる)に深く感じるところがありました。

日本という異教社会で生きるキリスト者だからこそ、共感できる部分かなあなんて、思いましたhappy01

お忙しいのに、いつも楽しい読書の分かち合い、ありがとうございます。

新学期ですね。私も仕事再開しましたよ。
それでは、また!

はるかさん、お久しぶりです♪
愛読書なのですね!
はるかさんの感想、興味深いです。
ワタシはまだそこまで読み込んでいませんでした…

お仕事再開されたんですね!よかったです〜
まだまだ暑いですが、
心身が守られますように☆お元気でね!

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