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2012/12/14

【BOOK】ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。

4062157616 ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
辻村 深月
講談社  2009-09-15


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今年、「鍵のない夢をみる」で直木賞を受賞した辻村深月さんの小説を初めて読みました。

「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」 

これも直木賞候補になった作品なのですね。そして、NHK で ドラマ化される予定だったのが、撮影直前に、著者がドラマの内容に納得できない、と承諾を取り消したそうですね〜(wikipediaより)coldsweats02

たしかに、ミステリー仕立てで、ドラマ化されたらとってもおもしろいと思います。

角田光代の「八日目の蝉」や「対岸の彼女」、また、湊かなえの作品にも通じるようなものがあるという印象を受けました。

作者と同年代の、30歳というビミョウなお年頃の主人公たち。

友情、仕事、そして、結婚、出産をめぐる葛藤、  そこで問い直される母親との関係…

ある事件をきっかけに、幼なじみの女同士という横の関係と、母娘という縦の関係が複雑に交錯して織りなすタペストリーとでも言えるでしょうか?

舞台が山梨や富山、というのも、閉鎖的な暗い雰囲気(ゴメンナサイ!)を醸し出していて、リアルな感じがしました。

女同士って横の関係も、縦の関係もドロドロしていてやだな〜と思ってしまうワタシですが、自分の中にもそういうものはあると認めざるを得ないですしね…

この小説、すごく昭和な感じを受けるのですが、時代は変わっても、人間関係っていうのは、そう変わるものではないのでしょうね、きっと。

そうそう、タイトルは、さいごまで何なんだろう?と不思議だったのですが、最後の最後で、明らかになります。それもお楽しみに☆

さて、もう1冊、同時に読みました。

こちらは芥川賞作品です。

津村記久子作 ポトスライムの舟

芥川賞っていうと、難しくて読みにくいイメージあったのですが、

これは、とっても読みやすく、ありがたかったです(笑)。

これも、偶然なんでしょうけど、30歳ぐらいの女性のお話。

同級生は、子育て中だったり、離婚しようとしていたりするけど、彼女は、

契約社員として工場に勤め、母親と二人暮らし。

ワーキングプアっていうのかな、年収100万円台、つつましい生活を送る彼女の

なんていうことはない日常なのですが、丁寧に描かれていて、

日本語が清々しい、明るい感じの作品でした。

もうひとつの短編 「12月の窓辺」は、ちょっと痛々しくて辛いお話。

上司のパワハラに追いつめられていく主人公の心理が、細やかに描かれていました。

4062152878 ポトスライムの舟
津村 記久子
講談社  2009-02-05


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