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2014/01/10

窪 美澄 晴天の迷いクジラ

デビュー作、「ふがいない僕は空を見た」が話題になった 
窪 美澄さんの第二作「晴天の迷いクジラ」を読みました。

(デビュー作はまだ読んでいません)

すんごく面白かった!ツボでした!

また素敵な小説家さんに出会えた〜と嬉しい気持ちですheart04

テーマよし、構成よし、文章よし、登場人物よし。。。でした!

時は現代。

働き過ぎや、人間関係がもとで「うつ」になってしまった二十代の男性。

その上司であり、
家庭を捨てて会社を作ってバリバリやってきたものの、
会社が潰れていくのを目の当たりにして茫然自失の四十代女性。

そして、神経質な母親に束縛され、高校に行かれなくなって自室に引きこもり、
リストカットを始める十六歳の少女。。。

この三人が出会い、座礁してしまったクジラを見に行く、というストーリー。

前半が三人のそれぞれの半生なのですが、
これがリアリティがあってよく書き込まれていて、
一気に読まされてしまった、という感じ。

三人三様の、家族の重たい歴史を引きずっていて。。。
いまどきだな〜、あるある、と思ってしまいます。

地方の暮らし、というものも背景にあって、
空気や匂いや風景が感じられるような描写も気に入りました。

一度は「死」を願った三人が、どう「再生」していくのか。

都会から離れた自然の中で、迷いこんだ瀕死のクジラに思いを馳せながら、
人情味あふれる人々との出会いの中で、癒されていく。。。

癒す人と癒される人、というよりも、傷を抱えた者同士がお互いに癒し合う。

三人それぞれの、辛い過去と決別するためのさりげない儀式も描かれています。

この人たちのこれからを応援したくなるような、読む方が励まされるような
さわやかな読後感でした♪

窪さんのこれからの小説にも期待します!

4103259221晴天の迷いクジラ
窪 美澄
新潮社 2012-02-22

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