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2014/02/20

小池真理子 無花果の森

小池真理子さんの小説 「無花果の森」を読みました♪

この作家の小説を読むのは初めてですが、とても読みやすく、
題材もおもしろいし、
前半は、緊張感があって引き込まれました。

日経新聞夕刊に連載されていた小説だそうですね。

夫の暴力(DV)に堪え兼ねて、家を出て見知らぬ町(岐阜大崖)にたどり着いた
30代の女性(主婦)の物語。

その寂れた町で出会った80代の女流画家との交流。
そして彼女を通じた、ある男性との「再会」。。。

梅雨の時期が舞台なのですが、
ジメジメとした湿気と、降り止まないしつこい雨の描写が印象的。

彼女の持つ閉塞感や希望のなさ、重苦しい心理状態がうまく
表されているように思いました。

どこにたどりつくのだろう、彼女はどうやって行きて行くのだろう?
と、読み進めていくと、徐々に展開がスピード感を増して。。。

最終的にはご都合主義?

ですが、登場人物がみな個性的で魅力的。
みな、深い喪失体験、喪失感を抱えて、一人で生きている。。。

表題の無花果は、主人公が住まわせてもらう女流画家の家の庭に生えている木。

無花果の葉は、秘密を隠すという意味があるらしいですね。
(アダムとイブが裸を隠したところから)

また、無花果は、実の中に花があるそうで。(知らなかった!)

隠されている花。外からは見えないけれど、
命をたたえて、ひっそりと、たくましく、美しく咲いている(生きている)
人々のことを指しているのでしょうか。。。

主人公の女性が、隠れた町の古本屋で
聖書とヘルマンヘッセの小説を買い
それを折につけ読んでは心が慰められている
というシーンがあり、印象的でした♪

4532171059 無花果の森
小池 真理子
日本経済新聞出版社  2011-06-02

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葉真中 顕の「ロスト・ケア」も読んでみました。

高齢者介護現場で起きる殺人事件。ミステリー小説です。

これも、聖書、キリスト教が伏線として出てきて
おもしろいな〜と。

主人公親子がクリスチャンで(といっても熱心ではない)
信仰や価値観の話がでてきます。

ミステリーとしては、どんでん返しっぽいものが
あり、それなりに面白かったです。

介護現場の厳しさ、
自宅介護の辛さ、
リアルでシリアスな問題も出てきてちょっと暗い気持ちに(笑)。

興味のある方はどうぞ〜♪

4334928749 ロスト・ケア
葉真中 顕(はまなか・ あき)
光文社  2013-02-16

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