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2014/03/05

窪美澄 アニバーサリー

「晴天の迷いクジラ」がとても良かったので、
同じ作者の「アニバーサリー」読んでみました。

これもまた、内容の濃い小説だったのでメモしますね。

まず、第一部が、70代の女性、マタニティースイミング講師の晶子の半生が語られ、

第二部では、晶子の生徒、30代の未婚の母、真菜の物語。
母との関係がぎくしゃくする真菜の生い立ちが痛々しくてせつなくて
…きついけど、よかったです。

第三部は、晶子と真菜の出会いです。

戦中、戦後、そして、3.11とその後の日本人女性の生き方。

性、命、結婚、妊娠出産と、家庭を築くこと、
食の大切さ、女性が働くこと、原発の恐怖、

などなど、テーマがてんこもり。ちょっと盛り込みすぎたかな〜と思うぐらい。

70代の晶子が、娘と孫の中間ぐらいの年齢の真菜と交流していくのですが、
なんとも微妙な関係。職業も性格も全く違うふたり。

最初は、晶子が一方的におせっかいをやき
真菜はそれを避けるようにしていたのですが。。。

最後は不安を抱えつつも希望の持てるような終わり方です。

ぜひお読みくださいね♪

ちょっと思ったのは、

晶子が子育てをしていた「長屋」のようなプライバシーのない空間が
子育てにはいいのかもしれないな、ということ。

真菜は、周りに知り合いが誰もいなくてマンションで子どもと二人きりの生活。

都会ではよくあるライフスタイルなのでしょうが、
日本人が、プライバシーを選んだ代償として
失った物も多いかなと。。。

最近読んだ、臨床心理士さんのエッセイにも
プライバシーの行きとどいた住居が増えたことと
「うつ」が増加したこととの関連が述べられていました。

ほんとうのところはわかりませんが、
なんとなく、うなずけるものがあるような。。。

410325923X アニバーサリー
窪 美澄
新潮社  2013-03-22

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