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2015/02/22

なぜ人は物語に感動するのか? 「神話の法則」

ボグラー著 神話の法則 夢を語る技術 を読みました。

この本は、神話学者のジョセフ・キャンベルの「神話の力」や「千の顔を持つ英雄」に書かれている思想をベースとして、

脚本家である著者が、シナリオライターのために書き上げたもののようです。

「ストーリー」に興味がある人、

「ストーリーテリング」を学びたい人には、必修の本であるかも!?

「神話の法則」というタイトルなのですが、

中味は、神話の話も出てきますが、

神話/昔話のストーリーの研究結果を、

現代のさまざまな映画にあてはめて紹介しています。

映画好きの方なら、よーくわかるのではないかしら?

(ワタシにとっては、知らない映画も多かった。。)

実際、スターウオーズなどは、

ルーカスが、ジョセフキャンベルから学んで作ったと言われていますし、

この本の著者もかかわっているそうです。

ジョセフ・キャンベルはユングからも学んでいるので、

ユング心理学でおなじみの「元型」(アーキタイプ)の話がでてきたり、

英雄の通る旅路についての話も、ユング心理学に近いな〜と思って、

納得ができるものでした。

まあ、ユング心理学者の河合隼雄先生にいわせたら、

西洋における英雄の物語=西洋の「自我」の物語であって、

東洋や日本人の物語とは違う面があるのかもしれませんが、

でも、日本人でも、英雄物語(ハリウッド映画など)には共感、共鳴、感動できるものもありますから、いいのではないでしょうか。。。

はい、それはさておき、

物語にはどういう要素(登場人物/ストーリー)が必要か、

それは何を意味しているか、が、詳細に書かれていて、

「作り手」の側から物語をみる、という視点が与えられます。

読み手にとっても、「この展開は、こういう意味があるのか…」など、

ストーリーを2倍、10倍、楽しめるようになるかも!?

個人的にとくによかったところは、

「オズの魔法使い」と「タイタニック」(ジェームズキャメロン監督)を解説したもの。

こんなに深い意味があったんだな〜と、両方とも、もう一度映画を見たくなりました!

そして、「オズの魔法使い」からは、

これはまさに心理療法(セラピー)と同じだな〜と感動しました。

日常から別の世界(非日常)に行って、

いろいろなメタファーを生きることで、

自分にとって大切な経験をして、世界観が変わり、

日常へと還ってくる。

それは、夢だったのか?と思うような経験なのですが、

確実に自分に変化が生じている。。。

これは、理想の心理療法みたいですな!と思いました

それを、心理療法でなく、

映画や物語を読むことによって、疑似体験できるのも素晴らしい!

だから、物語を読む(映画をみる)ことで、人は癒される。

だから、人は物語に感動するんだ!

。。。って一人で感動してしまいました^^

4990487508 神話の法則 夢を語る技術
クリストファー・ボグラー
ストーリーアーツ&サイエンス研究所  2010-02-02

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