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2016/02/24

西加奈子 サラバ!

今年に入って読んだ本は13冊。

よいペースで読めているかな?と思っているのですが
今年のベスト3に入る!と思うような本に出会いました。
西加奈子 「サラバ!」上下巻 です。
 
昨年の本屋大賞受賞作ですよね。
 
前から読みたかったんですが、やっと借りられて、読了!
 
ク〜 期待以上の、感動、感動!
最後のほうは涙が出っぱなしでした〜
 
悲しみの涙ではないんです。
 
感動? 感激?
主人公がわけがわからず泣いているから、もらい泣き、ともいえるし。。。
泣く、涙としてしか表現しようがない、思いのバクハツ、というのでしょうか?
 
生きるってすごいこと、人って捨てたもんじゃない。
 
自分の弱さととことんまで向き合って、生きる意味をつかんだとき、
人はものすごい行動力を発揮する。
たとえ、そこにたどりつくのに、時間とエネルギーを費やすことになったとしても。。。
 
そんな気がしました。
(以下、ネタバレあり)
 
物語は、「僕」が生まれるところの描写から始まります。
そう、これは、「僕」が生まれてから37歳になるまでの物語。
独り語りなのです。
 
とにかく、僕とその家族が日本(大阪、東京)と海外を舞台に、
いろんなことを繰り広げるので、読んでいてとってもおもしろい。
スイスイ読めてしまいます。
 
家族のなかでは母と姉がエキセントリックで、父と僕はおとなしい。
 
姉が破天荒な行いをして、母と対立したり、母が美人で「女」だったり、父が寡黙で仕事人間だったり、僕は美少年だけど、自分の意見を言わなかったり。。。なんだか、あるある満載な家族の物語。
くすっと笑えるシーンも多く、テンポよく物語は展開します。
 
男の子の心理描写がうまくて、よくここまで細かく書けるなあ(著者は女性なのに)と思ったり。
 
主人公の姉の生き方が壮絶なのですが、
求めるものをついに見つけて、心の落ち着きを得た彼女は、
僕に言います。
「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ」
 
自分が何を信じるか、何を信じて生きていくか、
いまの日本でその答えを自分の力でみつけるのはとっても難しいこと。
 
だから、それを求める人は、もがき苦しむ。
求めなくても生きていける。
 
だけど、家族がばらんばらんになり、
仕事を失い、友を失い、健康も失い始めると
人はそれを求める。求めざるを得なくなる。
 
 
僕と親友のエジプト人ヤコブが一緒にみた幻のような獣。
僕は、ふたりの合い言葉である「サラバ」と名付けます。
それはふたりの魂なんだろうな。
 
内的な、魂の探求の物語なのですが、
阪神大震災、地下鉄サリン事件アラブの春、
9.11そして3.11といった社会の動きも背景にあります。
 
まとまらないけど(笑)
 
人と人が出会うことで得られるものの尊さ。
人は変われる、ということ。
(本来の姿に戻る、とも言えるのかも)
自分の経験を「伝える」ことの大切さ。
 
いろんなテーマが見えてくるけれども、
勇気が出てくるような物語だと思います^^
 
人生っておもしろい!
子どもはどう変わるかわからないし、
親がどうであれ、
子どもは自分で生きていける!
 
子育てに悩むママたちにも、ぜひすすめたいわ〜!!
 
 
 
409386392X サラバ! 上
西 加奈子
小学館  2014-10-29

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