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2016/07/11

原田マハ 楽園のカンヴァス

原田マハさんの小説を2冊読みました!

この方の本は初めてでしたが、ハマりました〜(笑)

とても面白かったです!!

楽園のカンヴァス は、本屋大賞をとっているはず。

原田マハさんは、キュレ―ターという仕事の経歴があり、この小説は、まさにキュレーターの知識、経験を生かした物語と思われます。

アンリ・ルソーの絵画をめぐるミステリー仕立てのストーリー。

いまの日本、十数年前のヨーロッパ、そして、100年前のルソーとピカソの物語。

この 3つの時間が交錯して、読み応えのある、厚みのある物語になっています。

これを読むと、美術館に行きたくなる!

そして、ルソーやピカソを観たくなりますからね!ご注意くださいね^^

絵、そして画家の持つストーリーが、観る人にも影響を与えるのですよね。。。

観る人も、自分の思いや人生を、絵に投影する。

だから、何度、同じ絵を観ても、違う感動があるのでしょうね〜

4103317515 楽園のカンヴァス
原田 マハ
新潮社  2012-01

by G-Tools

そして、もう1冊、「奇跡の人」も読みました。

これは、タイトルからして一目瞭然ですが、

日本版 「奇跡の人」つまり 「サリバン先生とヘレンケラー」の物語(フィクションですが)なのです!

時は、明治初期、 自らも弱視という障がいをかかえた去場あん(さりば あん)は、父母のすすめで、アメリカに留学し、戻って来たところを、伊藤博文の紹介で、東北の富豪の娘、介良れん(けら れん)の家庭教師となります。

れんは、病気のため、三重苦の障がいをもち、まったくしつけが入らずに、獣のようなふるまいをしていたのでした。

そこから、あんとれんの凄まじい訓練の日々が始まる。。。

その描写が生々しくて迫力があり、あんの愛情と信念を持った教育に感動します。

そして、れんの父親の無理解や目的のちがいなどから、あんは、何度も挫折しそうになるのですが。。。

最後はおどろきの結末が待っています!

惹き付けられて一気に読んでしまいましたが、ここで疑問が。

さりば あん とか、けら れん とかって名前を付ける必要性はあるんでしょうか!?

しょせん、パロディ、パクリですよ、ていうことなのかしらねえ?

日本に置き換えてみたら、こうなりますよ、ということを言いたかったのかしらん?

疑問です。。。。笑

B00S0E8IGQ 奇跡の人 The Miracle Worker
原田マハ
双葉社  2014-10-23

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