原田マハ 楽園のカンヴァス
原田マハさんの小説を2冊読みました!
この方の本は初めてでしたが、ハマりました〜(笑)
とても面白かったです!!
楽園のカンヴァス は、本屋大賞をとっているはず。
原田マハさんは、キュレ―ターという仕事の経歴があり、この小説は、まさにキュレーターの知識、経験を生かした物語と思われます。
アンリ・ルソーの絵画をめぐるミステリー仕立てのストーリー。
いまの日本、十数年前のヨーロッパ、そして、100年前のルソーとピカソの物語。
この 3つの時間が交錯して、読み応えのある、厚みのある物語になっています。
これを読むと、美術館に行きたくなる!
そして、ルソーやピカソを観たくなりますからね!ご注意くださいね^^
絵、そして画家の持つストーリーが、観る人にも影響を与えるのですよね。。。
観る人も、自分の思いや人生を、絵に投影する。
だから、何度、同じ絵を観ても、違う感動があるのでしょうね〜
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楽園のカンヴァス 原田 マハ 新潮社 2012-01 by G-Tools |
そして、もう1冊、「奇跡の人」も読みました。
これは、タイトルからして一目瞭然ですが、
日本版 「奇跡の人」つまり 「サリバン先生とヘレンケラー」の物語(フィクションですが)なのです!
時は、明治初期、 自らも弱視という障がいをかかえた去場あん(さりば あん)は、父母のすすめで、アメリカに留学し、戻って来たところを、伊藤博文の紹介で、東北の富豪の娘、介良れん(けら れん)の家庭教師となります。
れんは、病気のため、三重苦の障がいをもち、まったくしつけが入らずに、獣のようなふるまいをしていたのでした。
そこから、あんとれんの凄まじい訓練の日々が始まる。。。
その描写が生々しくて迫力があり、あんの愛情と信念を持った教育に感動します。
そして、れんの父親の無理解や目的のちがいなどから、あんは、何度も挫折しそうになるのですが。。。
最後はおどろきの結末が待っています!
惹き付けられて一気に読んでしまいましたが、ここで疑問が。
さりば あん とか、けら れん とかって名前を付ける必要性はあるんでしょうか!?
しょせん、パロディ、パクリですよ、ていうことなのかしらねえ?
日本に置き換えてみたら、こうなりますよ、ということを言いたかったのかしらん?
疑問です。。。。笑
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奇跡の人 The Miracle Worker 原田マハ 双葉社 2014-10-23 by G-Tools |
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コメント
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突然のコメント、失礼いたします。
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投稿: 本が好き!運営担当 | 2016/08/10 12:28