2017年7−8月に読んだ小説♪
2017年7−8月に読んだ小説の覚え書きです!
〇東野圭吾 ナミヤ雑貨店の奇蹟
![]() |
ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫) 東野 圭吾 KADOKAWA/角川書店 2014-11-22 by G-Tools |
東野圭吾さんのファンタジー。
とくに悪者は出てこなくて、
とても暖かく、ほっこりします。
手紙で悩み相談を書くと、
店主から答えが返ってくる。
それだけで癒されますよね。
時空をこえたファンタジー。
そして、一人一人の人生が
つながっていく。。。
人生はまさに奇蹟に満ちている!
〇池井戸潤 アキラとあきら
![]() |
アキラとあきら (徳間文庫) 池井戸潤 徳間書店 2017-05-17 by G-Tools |
池井戸潤さんお得意のビジネス小説。
企業と銀行を舞台とした、ある一族、家族を描いた物語。
若者二人(アキラと あきら)はすごく優秀で性格も良い人。
今回の悪役は、その叔父たち。
バブル景気と崩壊を背景に、
シビアなところもあるけど、
ドキドキハラハラで、楽しめました〜
〇 冲方 丁 十二人の死にたい子どもたち
![]() |
十二人の死にたい子どもたち 冲方 丁 文藝春秋 2016-10-15 by G-Tools |
直木賞のノミネートだった作品。
冲方丁さんの「天地明察」がとってもよかったので、
これも手に取りましたが。。。。
あれ?って感じ。
12人の怒れる男たち をモチーフとした作品なんですね。
ネットで知り合った12人の自殺志願者が
廃墟となった病院に集まり。。。。
というミステリー仕立ての小説。
登場人物はみな十代。
ある事件が起こり、度重なる話し合い・対話によって
方向性が 変わってくる。。。というストーリーです。
ミステリーとしては凝っているとは思うけど
感情移入できる人がいなかったせいか、
なんかいまひとつ、感動!とはいきませんでした。
集団心理という面ではおもしろかったですが。。。
あとは、カウンセリング関係の本を読みました。
〇学校現場に生かす精神分析
![]() |
学校現場に生かす精神分析―学ぶことと教えることの情緒的体験 イスカ ザルツバーガー‐ウィッテンバーグ E. オズボーン G. ウィリアム 平井 正三 岩崎学術出版社 2008-10-07 by G-Tools |
〇学校現場に生かす精神分析 実践編
![]() |
学校現場に生かす精神分析【実践編】―学ぶことの関係性 ビディ・ヨーエル 平井 正三 岩崎学術出版社 2009-09-02 by G-Tools |
翻訳物なので、やや読みにくい面はありましたけど、
二冊とも、予想に反してよかった!(失礼^^)
英国では、学校現場で悩む先生たちのセミナーを
精神分析家がこんなふうにやってるのだなあと驚き、
英国でも、学校教師の方々は、
「どうしたらいい?」とすぐに対応を聞きたがる、というのは
日本と同じだなあと苦笑したり。
精神分析家(心理臨床家)として、
子ども達と接する先生の心にわき起こっていることを
ていねいに見つめ、その意味を追究し、
かかえていけるようにすること、
そういうことにも使命を感じました!!
学校現場は、(授業や休み時間や放課後や行事や、三者面談。。。)
日々、さまざまなことが起こり、
常に常に、生徒、保護者、先生の心に
さまざまな波紋を起こしている、すごいところなのだなあと。。。
学校にスクールカウンセラーとして置かれていることの
責任をかみしめるとともに、
その醍醐味を、さらにさらに味わっていきたいと
励まされる本でした!
ポチッと応援クリックありがとうございます♪
« ダッチオーブンでパン&夏休みをふりかえる☆ | トップページ | 仕事の誘いが来ました! »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 2017年11月に読んだ小説☆(2017.12.10)
- 2017年10月に読んだ小説☆(2017.11.09)
- 2017年9月に読んだ小説 ☆真夜中のパン屋さん 4,5,6(2017.10.22)
- 2017年7−8月に読んだ小説♪(2017.09.08)
- 2017年6月に読んだ小説♪(2017.07.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント